皮膚の構造は表皮、真皮、皮下組織の3層で構成されています。
表皮と真皮の間には、栄養や酸素、老廃物など多くの情報が行き交っています。表皮と真皮の接合部分が基底層です。基底層の細胞分裂から生まれた皮膚細胞が表皮の角質層を形成するまで約4週間を要し、最後は垢となってはがれ落ちます。これを肌のターンオーバー(肌の再生周期)といいます。
角質層には、外界からの刺激物質の侵入や水分の流出を防ぐ役割があります。スキンケアは、この角質層を正常に整えることが一番大切です。皮膚の約95%を占有する真皮は、栄養と酸素を皮膚組織全体に届ける重要な働きがあります。コラーゲンやエラスチンを活発に生成し、ヒアルロン酸として水分を貯え、弾力のある皮膚を作ります。真皮の下は皮下組織で、脂肪を含み、体温を保ちながら皮膚のクッションの役割をしています。 |